プロデューサーテレンス・チャン 張家振

PROFILE

1949年生まれ。オレゴン大学で建築を学び、映画好きが高じてニューヨーク大学で映画製作を学ぶ。78年香港に帰ってゴールデン・ハーベストに入社し、監督のジョン・ウーと出会う。
88年ツイ・ハーク主宰のフィルム・ワークショップにゼネラルマネジャーとして入社、ウーと再会し『狼/男たちの挽歌・最終章』のプロデュースを担当。90年に2人でマイルストーン・ピクチャーズを設立し、『狼たちの絆』(91)、『ハードボイルド 新・男たちの挽歌』(92)などのヒット作を製作。
93年『ハード・ターゲット』でハリウッド進出を果たす。その後、『ブロークン・アロー』(96)、『フェイス/オフ』(98)、『M:I-2』(00)、『ウインドトーカーズ』(01)、『バレット・モンク』『ペイチェック 消された記憶』(04)、『レッドクリフ Part I』 (08)、『レッドクリフ Part II―未来への最終決戦―』(09)など世界的大ヒット作品を数多く手掛ける。その他の作品に『レイン・オブ・アサシン』(11)、『セデック・バレ』(13) 、『ブレイド・マスター』(15)、『パピヨン』(19)など。

COMMENT

役所さんは、世界で最も素晴らしい役者の一人です。いつか一緒に仕事をしたいと思っていました。当初、ユー・フェイ監督から隊長の年齢を50代にしたいといわれましたが、中国ではその年齢で演じられる役者はなかなか見つかりませんでした。ただ、日本にも登山者はたくさんいる、国籍は関係なく範囲を広げて日本人から探そう、ということになり、そこで真っ先に役所さんを思い出したのです。
役所さんは、演技力はもちろんですが、そのプロ意識に学ぶものがたくさんありました。現場で怪我をされていたのですが、過酷な環境でスタッフも若く経験の浅い者が多い中、スケジュールに支障が出ないよう、怪我をこらえて仕事をしてくれました。非常に感謝していますし、尊敬しています。
本作は、サスペンス、アクション、登山、ディザスターと、エンタテインメント要素が詰まっていますが、ヒューマンドラマでもあります。登場人物は一見シンプルに見えますが、それぞれのキャラクターの中に各々の大事なものや信念が詰まっているのです。